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出張記

Covid-19ベトナムの状況

こんにちは。

本日はハノイ在住の従兄弟や、ベトナムの取引先とのやり取りで得た現地の状況を共有しようと思います。

今ベトナム国内で一番感染者が出ているハイズオン省は、ハノイから40kmほど東に位置する人口200万人に満たない街です。(面積は浜松市、人口は札幌市くらいのイメージ)ちょうど首都ハノイとハイフォン港の間に位置する工場の多い要地です。

昨日の情報ですと新規市中感染者60人の内31人がハイズオン省で発生しております。現在、ハイズオンの工場とは取引をしておりませんが、Zalo(ベトナム版ライン)で連絡をとったところ、「テト(ベトナムの正月)を前に北部紅河デルタ地方一体が複雑な状況になってきている。これから移動が始まるから2月末の状況はかなり悪くなるのではないか」と言っておりました。現にハノイの工場へのオーダーでテト前に出港する予定がテト後に変更されたりと、当社にも少し影響がございます。

ハノイ在住の従兄弟の話では、ハノイ市内の女性がいる飲み屋では営業停止となっているそうで、幼稚園・小中高校の休みを2月1日からに前倒しするなど、ハノイ市の対応の速さは正解不正解を別にしても素晴らしいと思います。

コロナの域内撲滅を目指し封じ込めに功奏していたベトナムでさえ、徐々に蔓延を防げなくなってきている背景には、ウイルスの未知の部分が紐解かれ、国民の恐怖心が低減したことから行動が変わってきた結果、1月末からの感染者数の爆発に繋がったのでしょうが、世界的にみると相当少ないです。 ホーチミンの工場の社長なんか、去年の春の話で「私咳が出ます。コロナにかかったと思います。死ぬかもしれないので工場のことよろしくお願いします!」と言ってました。まだ国内感染者2〜3名の頃ですが、それほど当初は未知のウイルスに対する恐怖が大きかったものと思います。

私個人としては早くベトナムとの往来が正常化されることを願っておりますので、1/31にハノイで出された通達32号(https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20210131corona_2.html)は希望が遠のくものではあります。ワクチンを打っても罹患しないわけではないので、ワクチンが免罪符となること自体に疑問があるのですが、今後どうなれば往来正常化が実現するのか、行く末を注意深く見ていきたいと思います。

※ちなみに罹患を「らかん」と思っておりましたが正しくは「りかん」だそうです。一つ勉強になりました。

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